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小暮 遼

ジオヴァンガード・エナジー株式会社 代表取締役

東京工業大学(現・東京科学大学)大学院技術経営専攻修了後、青年海外協力隊を経て三井物産株式会社および三菱商事株式会社にて約10年間、国内外(米欧駐在含む)で電力・エネルギー分野の事業開発やインフラ投資に従事。 その他、外資系再生可能エネルギー事業会社、インフラ投資ファンド、地熱開発ベンチャー等の経験を経て、2026年にジオヴァンガード・エナジー株式会社を創業し代表取締役に就任。 現在は地熱エネルギーを含む次世代型技術を用いたプロジェクト開発・事業オーケストレーションを牽引し、パラレルアントレプレナーとして複数の企業経営や専門インテリジェンスプラットフォームの運営を手掛ける。

この著者の記事

欧州の地熱市場を動かしているのは、脱炭素だけではない。ロシアのウクライナ侵攻後、欧州連合(EU)はパイプラインガス中心のエネルギー調達構造を、LNGと供給先分散へ急転換した。危機時の供給途絶リスクは下がったが、欧州のガス…

小暮 遼

企業の再生可能電力調達を支えてきた「年間総量で帳尻を合わせる」考え方が、見直しの局面を迎えている。GHGプロトコルのScope 2公開協議案は、マーケット基準で用いる契約上の証書について、電力を使用した時間との一致を求め…

小暮 遼

地熱発電は、太陽光や風力とは異なり、天候や昼夜に左右されにくい。系統に安定電力を供給できる国産の脱炭素電源として、その価値はむしろ再生可能エネルギー比率が高まるほど大きくなる。しかし日本の導入量は、豊富とされる資源ポテン…

小暮 遼

地熱開発を止めるのは、地下の温度不足とは限らない。ニュージーランドでは、豊富な地熱資源が電力、観光、産業熱を支える一方、過去の開発が温泉、噴気地、聖地、生活利用を損ない、先住民マオリとの不信を残した。転機となったのは、合…

小暮 遼
資金調達・投資環境

次世代地熱の経済性

地熱発電はいま、「天然の熱水貯留層を探し当てる資源開発」から、「地下に熱交換システムを設計・製造するエネルギーインフラ」へ移行しつつある。強化地熱システム(EGS)、人工亀裂に依存しないクローズドループ、375℃超の領域…

小暮 遼

AI、データセンター、電化、エネルギー安全保障への関心が世界の電力需要を塗り替えるなか、地熱エネルギーは再生可能エネルギーの周縁から、安定供給可能なクリーン電力をめぐる議論の中心へと移りつつある。GeoVanguard …

小暮 遼

米国のエネルギー政策は、いま一見すると逆向きの二つの力に引かれている。トランプ政権は気候変動対策を政策の中心から後退させ、石油・天然ガス・石炭の増産、規制緩和、エネルギー・ドミナンスを前面に掲げた。他方、電力市場では太陽…

小暮 遼